都区内と各特定市内駅、山手線内
特定都区市内駅の特例
東京、横浜、名古屋、大阪など11都市(特定都区市内)では、片道201キロ以上ある区間について、「市内(都区内)のどの駅からでも乗車できる」という特例を採用しています。これを「特定都区市内駅の特例」といいます。
特定都区市内から(まで)営業キロが201キロ以上ある駅との区間の運賃は、その都市の中心駅から(または中心駅まで)の営業キロ、運賃計算キロで計算します。
都区市内発着の乗車券は、それぞれの同じゾーン内ならどの駅でも乗り始める(または降りる)ことができます。ただし、同じゾーン内の駅で途中下車はできません。
例:小岩から新倉敷までの運賃
小岩駅は「東京都区内」ゾーン内にある駅で、また中心駅の東京駅から新倉敷駅までは201キロ以上ありますので、運賃は東京~新倉敷間の営業キロ758.1キロで計算し10,480円になります。
小岩駅に限らず、新宿駅からでも、渋谷駅からでも、新倉敷までの運賃は同じになります。
東京山手線内駅の特例
東京の山手線内の各駅では、片道101キロ以上ある区間について、「山手線内のどの駅からでも乗車できる」という特例を採用しています。山手線内から(まで)営業キロが101キロ以上ある駅との区間の運賃は、その東京駅から(または東京駅まで)の営業キロ、運賃計算キロで計算します。
例:品川から越後湯沢までの運賃
品川駅は「山手線内」のゾーン内にある駅で、また中心駅の東京駅から越後湯沢駅までは101~200キロの区間にありますので、運賃は東京~越後湯沢間の営業キロ199.2キロで計算し3,350円になります。
品川駅に限らず、池袋駅からでも、新宿駅からでも、越後湯沢までの運賃は同じになります。