定期運賃計算のルール
定期券の運賃は、実際にご利用になる乗車経路にしたがって計算します。大都市近郊区間であっても、最短経路で計算はしません。
運賃の計算方法は、普通運賃の計算と同じです。ただし、以下の例外があります。
- 品川ー鶴見・横浜間は、横須賀線・湘南新宿ラインを使っても東海道線(川崎経由)で計算
- 日暮里ー赤羽間は、尾久経由の宇都宮線・高崎線を使っても京浜東北線(王子経由)で計算
- 赤羽ー大宮間は、埼京線を使っても京浜東北線(川口・浦和経由)で計算
- 東京ー蘇我間は、京葉線を使っても総武線(馬喰町・西千葉経由)で計算
定期券の乗り越し
定期券の区間外へ乗り越し乗車をする場合、別途運賃が必要です。この場合の運賃は、定期券区間の端の駅から初乗りしたものとして収受いたします。
なお、定期券区間を経由して定期券区間外の駅相互間を乗車する場合は、「定期券区間外となる区間の運賃の合算額」と「全乗車区間の通算運賃」を比較し、安価な方の運賃を精算します。
定期券での途中下車
定期券は、乗車経路の範囲内なら自由に途中下車することができます。また途中駅からの乗車も可能です。この場合、運賃の精算は必要ありません。
営業キロ、換算キロ、擬制キロ、運賃計算キロ
定期券の運賃計算でも、営業キロ、換算キロ、擬制キロ、運賃計算キロの区別があります。
- 営業キロ
- JR各社の幹線、または、JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本の地方交通線のみをご乗車の場合の運賃計算に使用します。
- 換算キロ
- JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本で、幹線と地方交通線にまたがってご乗車の場合の運賃計算に使用します。換算キロを適用するのは、地方交通線の区間のみです。
- 擬制キロ
- JR四国、JR九州の地方交通線をご利用の場合の運賃計算キロで使用します。
- 運賃計算キロ
- 幹線の乗車区間の営業キロと、地方交通線の乗車区間の換算キロ(または擬制キロ)を合計したものです。幹線と地方交通線を連続してご乗車の場合の運賃計算で使用します。
本州3社と離島会社にまたがってご乗車の場合
本州3社(JR東日本、JR東海、JR西日本)と離島会社(JR北海道、JR四国、JR九州)にまたがって定期券を作る場合、発着区間の運賃計算キロを基準額として、離島会社の加算額を合算したものが定期運賃となります。詳しくは駅でおたずねください。