複数の経路がある区間において、どちらの経路を利用しても短い経路で運賃・料金を算出するという特例があります。
短い経路の営業キロを用いる区間
下表の区間をご利用の場合、どちらの経路を利用しても、短い経路（◎印）の営業キロなどを使用して運賃・料金を算出します。片道101キロ以上の乗車券ならばどちらの経路でも途中下車できます。
| 会社 | 区間 | 経路 |
|---|---|---|
| JR北海道 | 大沼～森 | 函館本線 ◎大沼公園経由（22.5キロ） 東森経由（35.3キロ） |
| JR東日本 | 赤羽～大宮 | 東北本線 ◎川口・浦和経由（17.1キロ） 戸田公園・与野本町経由（18.0キロ） |
| 日暮里～赤羽 | 東北本線 ◎王子経由（7.4キロ） 尾久経由（7.6キロ） |
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| 品川～鶴見 | 東海道本線 ◎大井町経由（14.9キロ） 西大井経由（17.8キロ） |
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| 東京～蘇我 | ◎総武本線・外房線（43.0キロ） 京葉線（43.0キロ） |
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| JR西日本 | 山科～近江塩津 | ◎湖西線（74.1キロ） 東海道本線・北陸本線（93.6キロ） |
| 大阪～天王寺 | 大阪環状線 ◎天満経由（10.7キロ） 福島経由（11.0キロ） |
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| 三原～海田市 | ◎山陽本線（65.0キロ） 呉線（87.0キロ） |
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| 岩国～櫛ヶ浜 | ◎岩徳線（43.7キロ、換算キロ48.1キロ） 山陽本線（65.4キロ） |
これらの区間の運賃計算は、自動的に行われます。お客様が窓口できっぷを購入する際に、経路を指定する必要はありません。
例：広島から新山口までの運賃・料金
岩国ー櫛ヶ浜間の運賃計算は、短い経路の岩徳線（地方交通線）の換算キロ48.1キロを使用します。
したがって、広島ー岩国間の営業キロ41.4キロ、岩国ー櫛ヶ浜間の換算キロ48.1キロ、櫛ヶ浜ー新山口間の営業キロ47.7キロを合計した137.2キロが運賃計算キロとなり、これで広島ー新山口間の運賃を計算します。特急料金の計算も、短い経路の岩徳線経由で計算します。
